TOPページ画像のような精製機械(攪拌機)がない時代は、手によってナヤシ工程・クロメ工程を行っていました。
クロメ工程の熱源は、天日でした。
今でいう、エコな精製工程です。
クロメ鉢も、弊社には昔はもっと大きいものがありましたが、時代の流れと共に廃棄され、最後のひとつになってしまいました。
手グロメで仕上がった漆は、機械よりも製造時のダメージが少ないため、漆本来の良さが際立ちます。
◎とても柔らかいので刷毛の伸びが抜群に良いです。
◎乾いたときに、より強く、頑丈になります。
◎その漆の持つ資質が現れた艶消漆になります。
その品質の高さを、ぜひ一度ご体感ください。
クロメ工程が進むにしたがって、乳白色の漆が飴色になっていきます。